認可外保育施設を選ぶときのチェックポイント
認可外を検討する前の準備、見学時に確認すべき6つのポイント、料金相場と無償化対象の条件をまとめます。
認可保育園に入れなかった場合、または認可と認可外を併願したい場合の「次の一手」が認可外保育施設です。料金は認可より高めですが、申込時期を選ばず空きがあればすぐに入れる柔軟性があります。ただし運営者の質に幅があり、選び方を間違えると後悔につながります。
一般的な料金幅
0-2歳無償化上限 (非課税世帯)
見学チェック項目
認可外を検討する前に整理すること
認可外を選ぶ前に、家計と保活の両面で次の3つを確認してください。
- 月いくらまで保育料に払えるか(目安は月3〜7万円、無償化対象なら一部還付あり)
- 1年後の認可申込で加点を取りに行くのか、ずっと認可外でよいのか
- 送迎可能な範囲はどこまでか
「ずっと認可外でいい」と決めているなら設備や雰囲気重視で選べばよいですが、「来年は認可に切り替えたい」場合、認可申込時に有利になる施設(月60時間以上の利用契約・領収書を残せる施設)を選ぶ必要があります。
見学で確認するチェックポイント
1. 認可外保育施設指導監督基準を満たしているか
国が定める認可外向けの最低基準があります。各都道府県は監査結果を「認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書」として発行します。証明書があるかを必ず確認してください。証明書がない施設は無償化の対象外になる可能性があります(2025年9月以降は段階的に対象外化)。
2. 職員の人数と資格
国の基準は0歳児3人に1人、1〜2歳児6人に1人、3歳児20人に1人、4歳児以上30人に1人です。認可外でもこの水準を満たしているか、保育士資格を持つ職員が3分の1以上いるかを確認します。
3. 部屋の広さと園庭
部屋の広さは0〜1歳児で1人あたり1.65㎡以上、2歳以上で1.98㎡以上が目安です。園庭がない施設の場合、近隣公園までの動線(交通量・段差・距離)を実際に歩いて確認してください。
4. 食事の提供方法
手作り給食か、業者搬入か、お弁当持参か。アレルギー対応・年齢別の調理方法を確認します。冷凍食品中心の業者給食しかない施設は、味と栄養のバランスを再考した方がよいかもしれません。
5. 事故・ヒヤリハットの記録
過去1年間の事故報告・ヒヤリハットの記録があるか、保護者にどう共有しているかを聞きます。「事故はゼロです」と即答する施設より、「年間〇件あって、いずれも軽傷で対応した内容を保護者に共有しています」と具体的に答える施設の方が信頼できます。
6. 監視カメラと午睡時のチェック体制
SIDS(乳幼児突然死症候群)対策として、午睡時に5〜10分ごとに呼吸チェックをしているか、監視カメラを設置しているかを確認します。これは認可・認可外を問わず重要な項目です。
料金の比較
| 観点 | 月額目安 | 補助制度 |
|---|---|---|
| 東京都認証保育所 | 月5〜8万円 | 自治体補助あり |
| 地方の認可外保育園 | 月3〜6万円 | 無償化対象なら還付 |
| ベビーホテル(夜間・短時間) | 時間単価制・変動 | 対象外多い |
| 企業主導型保育 | 月3〜5万円 | 従業員枠・補助あり |
無償化還付の条件
月37,000円(0〜2歳の住民税非課税世帯)または月42,000円(3〜5歳)まで還付。ただし認可外保育施設指導監督基準を満たしている施設のみが対象です。
避けたい認可外の特徴
パターン1: 見学時に園の中をしっかり見せてくれない
問題
保育室・調理室・午睡部屋を見せないのは、何か隠したいサインの可能性
対策
『この時間は子どもが見られない理由』を聞いて、その日や時間帯を変えて再見学を申し込む
パターン2: 事故報告・監督基準の話を曖昧にする
問題
ヒヤリハット記録や監督基準証明書の提示を求めて回避されるなら、運営の透明性が低い
対策
他施設で同じ質問をして比較。明示できる施設を選ぶ
パターン3: 職員が怒鳴る・子どもたちに元気がない
問題
運営の人員不足、職員のメンタル疲弊、不適切保育の兆候の可能性
対策
複数の時間帯で見学を申し込み、雰囲気を比較する。違和感を信用する
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